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| 代表取締役社長 安藤 孝夫 |
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2011年は、東日本大震災やタイの洪水など、自然災害が甚大な被害をもたらした年でした。私たちの暮らしや産業が地球とともにあり、そのわずかな歪みによって大きな影響を受けることを再認識させられました。また、原発事故は、安全対策にはこれで十分ということはなく、不断の努力が欠かせないという警告であると受けとめています。厳しさを増す経営環境の中、企業による生存競争が激化しています。その競争に勝ち残り「グローバルに、ユニークな優良企業グループ」に成長するために、「特長のある高付加価値製品の開発」と「全社をあげたグローバル化」に努めるとともに、猛スピードで変化する環境に対応していきたいと考えています。 |
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近年、世界の潮流として人類の持続的発展に向けた取り組みが加速しています。ハイブリッド車や電気自動車などの省エネ・CO2排出削減対策や、太陽光、地熱、風力発電など再生可能エネルギーの利用拡大、スマートグリッドのような広域的なエネルギー効率の向上策など、持続可能性をキーワードとした数多くの新しい技術やシステムの開発が進行中で、東日本大震災による原発事故をきっかけに、これら新技術や新システムの開発がさらに加速するものと思われます。これらの開発を実現するためには多様なニーズを満足していかなければなりません。お客さまの現場やお客さまの製品などをよく観察してニーズを的確に把握し、これを化学品の機能・性能として実現することを追及する、これが三洋化成のパフォーマンス・ケミカルスです。当社はこれらの新しいニーズにお応えするソリューションをパフォーマンス・ケミカルスの形で提供できるものと考えています。 |
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「企業を通じてよりよい社会を建設しよう」という社是の実践こそが当社グループCSR活動の目的であり、それゆえ、経営理念にも「コンプライアンスなくして優良企業たりえず」と「企業の社会的責任(CSR)を肝に銘じて行動する」ことを掲げています。当社では、2009年度に制定したCSRガイドラインに基づき、各推進項目別に推進責任者を定め、各責任者のコミットメントとともに具体的な取り組み内容とスケジュールを社内に公表してCSR活動を推進しています。その進捗状況を、年2回開催されるCSR委員会で報告・審議してPDCAサイクルを回しています。2012年度は、2011年度に構築したCSR活動の自己評価方法に基づき、当社のCSR活動の棚卸しを実施し、弱点や遅れている点を把握し改善を立案する取り組みを開始します。あわせて、全従業員にCSRを浸透させ職場レベルでCSRの課題を解決していくCSRライン活動など新しい取り組みを開始します。 |
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コンプライアンス面では、2010年度に改定された当社「企業倫理憲章」に基づき、憲章の各事項を順守し実行していくための従業員行動指針を改定し、また企業倫理月間の活動として「従業員行動指針」や「ハラスメント防止規定」に関する勉強会を各部署で実施しました。また、新入社員や主任職・部課長職昇格者の研修プログラムとしてコンプライアンス教育を実施するとともに、役員を対象としたコンプライアンス研修会も開催しました。安全面では、2011年4月に桂研究所で火災事故が発生し、また、国内・海外の工場でもボヤが発生するなど関係者の方々に多大なるご心配とご迷惑をおかけしましたことを、深くお詫び申し上げます。それぞれの事案に対しては原因究明を徹底し対策を講じるとともに、他の工場においても火災のリスクを洗い出し再発防止策を徹底しました。引き続き対策の効果を検証していきます。また、地震などによる大規模災害に対するBCPやリスクマネジメントをさらに充実させていきます。加えて、2011年度名古屋工場内に開設した安全教育センターを活用するなど、安全教育とその訓練を継続して実施し、グループを挙げて安全管理の再徹底に取り組み、事故防止に向け万全を期してまいります。 |
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わが国経済は、長期化する円高や欧州の財政危機に加え原燃料価格が再高騰に転じるなど、先行きの不透明感を増しております。当社グループといたしましては、このような状況を十分に認識し、収益の回復と利益ある成長を果たすため、企業体質の抜本的な改革と基盤の強化に努めていくとともに、CSRガイドラインを着実に実行し社会の信頼を得ることを通して、「よき企業市民」として持続可能な社会の実現に貢献していくことができると考えています。
2011年度の当社グループのCSR活動をまとめた「CSRレポート2012」をお届けします。本レポートをご一読いただき、当社グループへのご理解を深めていただくとともに、今後のCSR活動の向上のため、皆さまの率直なご意見、ご感想をお聞かせいただければ幸いです。 |
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| 2012年6月 |
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