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半月板損傷患者を対象にしたシルクエラスチンを用いる医師主導治験の開始-機能性タンパク質シルクエラスチンを半月板の修復・再生に展開-

  • 2022年7月25日 プレスリリース

広島大学病院において半月板損傷患者(半月板縫合術)を対象にしたシルクエラスチンを用いる新たな治療法の医師主導治験を開始します。シルクエラスチンは、生体組織の修復・再生促進の足場としての高い可能性がある機能性タンパク質です。

 

広島大学病院は半月板損傷により生じた半月板縫合術適応患者を対象にしたシルクエラスチンを用いる医師主導治験を2022年8月から開始します。広島大学大学院医系科学研究科整形外科学(教授:安達伸生、准教授:石川正和)、三洋化成の共同研究による成果です。

 

広島大学整形外科学講座では三洋化成との共同研究として、2017年よりシルクエラスチンを用いて半月板再生に対する基礎的研究を開始し、シルクエラスチンが半月板再生を促進させる効果があることを見出しました。この結果をもとに、2018年より国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)「産学連携医療イノベーション創出プログラム(ACT-MS)」(課題名:革新的半月板損傷治療技術の創生研究)、その後2020年8月よりAMEDの「産学連携医療イノベーション創出プログラム(ACT-M)」(課題名:半月板損傷根治を目指す革新的治療技術の創生研究)の支援を受け、研究開発を加速させています。
これらの成果をもとに広島大学は2022年6月15日に独立行政法人医薬品医療機器総合機構に治験届を提出しました。

 

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