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三井化学と三洋化成、PPG生産における有限責任事業組合(LLP)を設立

  • 2023年5月22日 プレスリリース

三井化学株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:橋本修)および三洋化成工業株式会社(本社:京都市東山区、代表取締役社長:樋口章憲)は、ポリプロピレングリコール(PPG)の生産において、国内における生産性向上や将来の供給安定性確保などの共通課題の解決を目的として、両社折半出資による有限責任事業組合(LLP)を2023年5月15日付で設立しましたのでお知らせいたします。

※PPG中にポリマー粒子を分散したポリマーポリオール(POP)生産も含む。

 

PPGは、多価アルコールに酸化プロピレン(PO)、酸化エチレン(EO)等のアルキレンオキサイドを付加重合した化学製品で、ポリウレタン樹脂の主原料の一つです。ポリウレタン樹脂の主要用途は、自動車部品、家具・寝具、断熱建材、塗料・接着剤等多岐にわたり、その世界市場は拡大を続けています。日本国内では、次世代自動車の普及やスマートホーム化、各用途における環境対応等の市場変化を受け、高機能、高付加価値のポリウレタン樹脂製品の需要伸長が見込まれている一方、汎用品の需要は減少傾向にあります。また、国内外の市場において海外メーカーとの競争環境は厳しさを増しています。

 

このような状況のなか、両社はPPG事業戦略において、持続可能で効率的な生産体制の維持や競争力強化のためには、認識を共にするパートナーと連携することが必要との考えで一致し、PPGの生産協力による合理化や、原料調達協力および更なる連携の可能性を検討するために、今般、本LLPを設立することを決定しました。本LLP設立を通して、両社PPG事業における継続的な安定供給と収益確保の両立を図ってまいります。

 

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