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「新規医療材料シルクエラスチンを用いた創傷治癒材の開発」が
「第31回 独創性を拓く 先端技術大賞」を受賞

  • 2017年8月1日 お知らせ

三洋化成工業株式会社

 三洋化成工業株式会社と国立大学法人京都大学の共同研究である「新規医療材料シルクエラスチンを用いた創傷治癒材の開発」が、「第31回 独創性を拓く 先端技術大賞」(主催:フジサンケイビジネスアイ)の社会人部門特別賞を受賞しました。7月24日に、明治記念館(東京・元赤坂)にて高円宮妃久子さまご臨席の下、授賞式が行われました。

 

この賞は、科学技術創造立国の実現に向け、最先端技術の研究に励む若者の独創性を育み、研究への意欲を高めることを目的とし、優れた研究成果を挙げた理工系の学生や企業・研究機関などの若手研究者、技術者を表彰するものです。

 

このたびの受賞は当社初であるとともに、共同研究先でもある京都大学との共同受賞になります。臨床ニーズに合わせたシルクエラスチンの材型設計(フィルムやスポンジ)<※1>や、京都大学との産学連携の良さが高く評価され、受賞の決め手となりました。

 

本開発は2016年9月に、「機能性タンパク質シルクエラスチンを用いた新規医療材料の開発および臨床研究」と題して、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の産学連携医療イノベーション創出プログラム(ACT-M)に採択されています<※2>。ACT-Mは、大学等と企業、病院等との連携を通じて、大学等の研究成果の実用化を促進し、イノベーションの創出を目指すことを目的として、探索レベルを終わった「可能性検証フェーズ」からヒトを対象としたPOC(Proof of concept)の確立、さらには臨床上の評価につなぐ「実用性検証フェーズ」を対象とする支援プログラムです。

今後は当社バイオ・メディカル事業の一翼を担う製品として、早期実績化を目指していきます。

 

<※1>

シルクエラスチンおよびその材型設計については、当社研究技術情報「機能性タンパク質シルクエラスチンを用いた新規医療材料の開発」をご覧ください。 (502KB)

<※2>

ACT-M採択についての詳細は、採択時のプレスリリースをご覧ください。 (155KB)

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