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株主のみなさまには、平素より格別のご高配をたまわり、厚くお礼申し上げます。2021618日付で代表取締役社長に就任いたしました樋口章憲でございます。 

前社長の安藤孝夫は、2011年の代表取締役社長就任以来、「グローバルに、ユニークな優良企業グループ」を目指し、業績の向上を図るとともに、従業員一人ひとりが自分らしさを大切にしながら誇りと働きがいを感じることができるよう、多様な価値観を尊重する職場環境づくりを進めてまいりました。 

新たな経営体制のもとで、これまで築いてきた安定的な収益体制と企業風土を進化させ、常に新しいことに挑戦し、働きがいを感じられる「ワクワクする会社」を作り上げ、さらなる企業価値の向上を目指してまいります。 

株主のみなさまにおかれましては、今後とも一層のご支援、ご協力をたまわりますようお願い申しあげます。 

代表取締役社長

 

 

 

Q 2020年度の事業環境についてお聞かせください。

A 化学業界におきましては、為替相場は米国の金融緩和長期化観測の高まりなどにより円高傾向にありましたが、米国の景気回復期待から2020年度末は円安基調にあり、原料価格は原油価格の下落や世界景気低迷の影響により大幅下落後価格を戻すなど、不安定な状態にあり、事業環境は依然として予断を許さない状況にあります。

2020年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大の影響を受け、個人消費、 輸出が大きく落ち込んだことから、急速に悪化しました。経済活動の再開後、輸出が持ち直す等、回復が見られましたが、新型コロナウイルスの感染再拡大により厳しい状況が続いております。世界経済においては、中国は経済活動の再開後順調に回復しつつあり、米国はワクチン普及が個人消費の追い風になるなどの動きがみられますが、 欧州は新型コロナウイルスの感染再拡大による活動制限が長期化するなど、前年並みの水準に戻るには時間を要すると見られます。

 

 

 

Q 2020年度の業績について教えてください。

A 売上高は、1,447億5千7百万円(前年度比6.9%減)となりました。利益面では、営業利益は119億3千2百万円(前年度比4.1%減)となりました。

不安定な環境下における2020年度の売上高は、原料価格下落に伴う製品価格の改定などにより、1,447億 5千7百万円(前年度比6.9%減)となりました。利益面では、営業利益は119億3千2百万円(前年度比4.1%減)、経常利益は持分法投資利益の減少などにより119億9千9百万円(前年度比5.6%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は経営統合中止に伴う損失の計上等により72億8千2百万円(前年度比5.0%減)となりました。

 

 

 

 

 

Q 組織体制における変化について教えてください。

A 当社は、経営判断・意思決定のスピードを加速させるとともに、より一層の高付加価値製品へのシフトと顧客目線での事業活動を加速させるべく、2021年4月1日付で組織再編を実施しました。

各事業本部に営業・研究組織を置き、これまでの3事業本部に加え、新たに社長直轄組織として4事業本部を新設し、7事業本部体制としました。営業・研究一体運営による経営スピードの加速により、製品性能の向上、社会課題を解決する製品・サービスを提供する等、顧客への価値提供の高度化を図るとともに、各事業の収益向上を図ってまいります。
一方で、各事業本部長が担う事業に関わる方針や運営方法とは別に、営業・研究一体運営に資するための横串機能として、営業・研究機能の人事編成等の支援責任を負う管掌職を新設しました。なお、組織のあり方、考え方を変更しない生産部門及び間接部門は、現行通り部門担当を継続します。

また、社会的価値と経済価値の向上を両立し、持続的な成長を目指す「サステナブル経営」をより一層推進すべく、経営企画本部に価値創造推進部を新設しました。さらに、重要な事業の一つである電池材料事業を強力に推進し、軌道に乗せるべく新たにエネルギー事業推進本部を設置しました。

 

 

 

 

Q 2020年度のCSR活動についてお聞かせください。

A SDGs(持続可能な開発目標)と自分の業務とのつながりを理解することで、従業員が誇りを持って仕事に臨めるよう、事業に絡めたCSR活動とSDGsの紐づけや、SDGs講習会など社内教育等を通じSDGsの理解・浸透を図りました。環境活動では、2018年度から2020年度を期間とする「Global S-TEC Level 2」を進めましたが、残念ながら主要な幾つかの項目の目標達成には至りませんでした。次期活動「S-TEC 21-24」による巻き返しを図ります。

当社ではCSR活動を推進するため11項目からなるガイドラインを制定しています。この11項目ごとに推進責任者を定め、各推進責任者のコミットメントとともに具体的な取組内容とスケジュールを社内に公表しています。その進捗状況を、年2回開催されるCSR委員会で報告・審議してPDCAサイクルを回しています。CSR委員会は2021年度から「CSR推進管理委員会」と改称のうえ、経営会議に対する諮問機関に位置づけを変更しました。実行責任者も議論に加わり、より現場に近い立場で改善策の提言等を行うことによりCSR活動をより実効性のあるものにしていきます。

SDGsの理念や方向性は当社のCSR活動と共通するものです。2020年度も引き続き、事業に絡めたCSR活動とSDGsの紐づけや、SDGs講習会など社内教育等を通じSDGsの理解・浸透を図りました。SDGsと自分の業務とのつながりを理解することで、従業員が誇りを持って仕事に臨めるような啓発活動を今後も地道に進めます。

 

環境活動では、2018年から2020年を期間とする「Global S-TEC Level 2」を進めましたが、残念ながら主要な幾つかの項目の目標達成には至りませんでした。次期活動「S-TEC 21-24」による巻き返しを図ります。2021年からは温暖化対策を担う省エネルギー推進部を新設し2050年カーボンニュートラルを見据えたうえでCO2削減のための具体的な施策立案などを行い着実に推進します。

 

 

Q 多様性を活かす取り組みについて教えてください。

A 従業員一人ひとりが自分らしさを大切にしながら誇りと働きがいを感じることができるよう、多様な価値観を尊重する職場環境づくりを経営の重点事項と位置づけています。

当社は、従業員一人ひとりが自分らしさを大切にしながら誇りと働きがいを感じることができるよう、多様な価値観を尊重する職場環境づくりを経営の重点事項と位置づけています。女性活躍推進の新たな取り組みとして、女性社員および育児休業中の社員のスキル・キャリアアップのため、国立大学法人大阪大学と7企業が協働する2020年度「阪大スタイル産学共創教育事業」に参画しました。また、LGBTQに関する啓発活動を行っているYouTuberのかずえちゃんを当社の一員として迎え、各事業所の社員と交流しています。さらに、性別を問わず利用できる「だれでもトイレ」を設置する等、制度・設備面の整備も進めることによりLGBTQに対する理解を促進しています。これまでの様々な活動が評価された結果として、2017年から厚生労働省より「プラチナくるみん認定」を受けたほか、任意団体work with Prideが策定するLGBTQに関する企業の取り組みの評価指標「PRIDE指標」の最高評価「ゴールド」を2年連続して受賞しました。

Q 株主の皆さまへの利益還元についてお聞かせください。

A グループ収益力の向上により、将来に向かっての企業基盤強化を図りながら、株主の皆様への利益還元を充実させていくことを経営の重要課題と考えております。連結配当性向30%以上をめどに、中長期的な配当水準の向上を目指してまいります。

当社は、連結配当性向30%以上をめどに、中長期的な配当水準の向上を目指しており、内部留保資金については将来の成長につながる投資に活用してまいります。2020年度の期末配当につきましては、1株当たり80円とさせていただきました。これにより、中間配当金70円と合わせ、2020年度の年間配当金は、1株当たり150円となります。

 

 2016年10月1日で普通株式5株につき1株の割合をもって株式併合を実施しています。配当金額は、株式併合後の数値に換算して記載しております。

 

 

Q 最後に、株主の皆さまへメッセージをお願いします。

A 当社グループでは、全従業員がモチベーションを高め、常に新しいことに挑戦し、働きがいを感じられる「ワクワクする会社」を作り上げ、さらなる企業価値の向上を目指してまいります。株主のみなさまにおかれましては、今後とも一層のご支援、ご協力をたまわりますようお願い申し上げます。

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