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TOPインタビュー

業績と中期経営計画の進捗状況

 

売上高では、原料価格の下落に伴う販売価格の改定の影響を受け売上高は減少したものの、利益面では、円高による採算悪化の影響を受ける中、販売量の増加やコストダウンなどにより増益を達成しました。

 

2016年度におけるわが国経済は、設備投資や個人消費の低迷が長期化しているものの、輸出に持ち直しの兆しが見られる等、踊り場局面を脱する動きも見られます。一方、欧州経済の低成長は継続するものの、米国の景気回復の継続や中国経済の減速に歯止めがかかるなど、わが国を取り巻く環境は緩やかな回復基調にあります。
化学業界におきましては、下落が続いた原料価格が上昇に転じ、為替相場は円高傾向から脱したものの不安定な状態にあるなど、事業環境は依然として予断を許さない状況にあります。

このような環境下における2016年度の売上高は、各セグメントとも原料価格下落に伴う販売価格の改定の影響を受け1,501億6千6百万円(前年度比5.0%減)にとどまりましたが、利益面では、円高による採算悪化はあったものの販売量の増加やコストダウンなどにより、営業利益は136億4千7百万円(前年度比9.3%増)、経常利益は153億4千1百万円(前年度比15.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は101億9千2百万円(前年度比47.1%増)といずれも前年度比で増益となりました。

販売量増加に加え、原料価格上昇に伴う販売価格改定により増収、利益面では、販売量増加等により原料価格上昇に伴うスプレッド縮小をカバーし、増益を見込んでいます。

 

2017年度も引き続き、個人消費が停滞し輸出が横ばいで推移するなど総じて景気は足踏み状態にあり不透明な状況が続くと予想しています。また、中国を含む新興国経済の減速や国際金融市場の不安定化などわが国をとりまく環境も不透明な状況が続くと予想しています。

このような経営環境のなか、売上高は、2015年度に稼働した三大雅精細化学品(南通)有限公司の増設によるSAP事業などの販売量増加に加え、原料価格上昇に伴う販売価格改定により増収を見込んでいます。また、利益面では、原料価格上昇に伴いスプレッドは縮小するものの、販売量増加等により増益を見込んでいます。
その結果、2017年度は、売上高1,670億円(前年度比11.2%増)、営業利益140億円(前年度比2.6%増)、経常利益155億円(前年度比1.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益110億円(前年度比7.9%増)を見込んでいます。

計画達成に向けて、順調に進捗しています。今後、事業基盤の強化に努めるとともに、事業本部の強みを生かしさらなるグローバル展開を進めていきます。

 

第9次中期経営計画は、2015年度から2018年度までを期間とし、最終年度までに連結売上高2,300億円以上、連結営業利益200億円以上、ROE10%以上の達成を数値目標として掲げています。原料価格の低下に伴う販売価格の改定等の影響により、売上高は低調となっていますが、利益面では計画に沿った結果となっています。


2016年度の主な取り組みとしては、画像材料事業とバイオ・メディカル事業を社長直轄の事業本部とする組織改革を行いました。これにより、2015年10月に設置した「潤滑油添加剤事業本部」と合わせ、3事業本部体制となりました。これら以外の事業分野では、エネルギー・エレクトロニクス分野も将来の事業の柱とするべく注力しており、衣浦工場内に研究開発用の設備を新たに設置しました。


今後も引き続き事業基盤の強化に努めるとともに、新たに設置した事業本部の強みを生かしグローバル展開を進めていきます。

 

基盤4事業:SAP事業、潤滑油添加剤事業、画像形成材料事業、AOA事業
主な高付加価値製品群:自動車内装表皮材用ウレタンビーズ、永久帯電防止剤、フラットパネルディスプレイ用樹脂

SAP・・・高吸水性樹脂(Superabsorbent Polymers)の略で、自重の数百倍から1,000倍の水を吸収し、多少の圧力をかけても吸った水を離しません。紙おむつなどに使用されます。
AOA・・・アルキレンオキシドアダクツの略で、親油性のPO(プロピレンオキシド)または親水性のEO(エチレンオキシド)を原料にして作られる製品群。自動車シートクッションなどに使われるポリウレタンフォーム用原料(PPG)や洗剤などに使われる界面活性剤などが代表例です。

  

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