PRODUCTS製品情報

PEG-6000S

概要

分子量の異なるポリエチレングリコールの混合物。PEGの種類は、通常、数平均分子量で規定されています。

構造式

特長

・皮膚になじみやすく、水溶性で、適度な保水性を有し、不揮発性で、油のようにべたつかない。
・刺激性や毒性が低く、安全性が高い。
・PEGおよび水溶液は優れた潤滑性を示す。
<製薬関連>
・製薬工業用は、日本薬局方『マクロゴール』で別扱い。
<化粧品・トイレタリー関連>
・ヘアケア・スキンケア全般で使用される基剤。急性毒性が低く、眼や皮膚に対する刺激も低い水溶性基剤。
・保湿剤・湿潤剤・溶剤。バインダー効果があり、粉末化粧料の結合剤としても有効。
洗顔料やシャンプーなどの泡安定剤として使用できる。
・粉末洗浄剤のブロッキング防止や再付着汚染防止など、特長を生かした各種用途に使用される。
・バインダー - バインダー効果が大きく、かつ、水溶性ですので、固形おしろいや洗剤用酵素のバインダーとして使用できる。
・ケーキング防止剤 - 粉末洗剤のケーキング防止剤として使用ができる。
・ひび割れ防止剤 - 固形石けんのひび割れ防止剤として使用できる。
・防塵剤 - パウダー化粧品や粉末洗剤などの粉末製品の防塵剤として使用できる。
<繊維関連>
・帯電防止剤 - ポリエステル繊維の帯電防止剤して使用できる。
<樹脂関連>
・帯電防止剤、離型剤として有効。
・滑剤 - ナイロンやポリアセタール樹脂の滑剤として使用できる。
・帯電防止剤 - ポリエステル樹脂やABS樹脂、ナイロンおよびポリアセタール樹脂の練り込み型帯電防止剤として使用できる。
・樹脂改質剤 - PEG両末端の水酸基を利用して、ポリエステル樹脂やアルキッド樹脂およびポリウレタン樹脂を変性すると、可とう性や親水性などを付与することができる。
<窯業関連>
・バインダー - ポリビニルアルコールやポリビニルアセテートおよびアラビアゴムなどの水溶液を陶磁器原料に混合すると、粘りがでて成形しやすくなり、かつ、亀裂が入りにくくなる。
<農業関連>
・ バインダー - 農薬粒剤のバインダーとして使用できる。
・ 製剤用助剤 - 粉剤やフロアブル製剤およびドライフロアブル製剤の、流動性の調整やケーキング防止に有効。
<化成品関連>
・界面活性剤原料 - PEG両末端の水酸基を利用して各種の界面活性剤が合成できる。中でも、高級脂肪酸とのエステル化物は、乳化剤や分散剤および洗浄剤などとして使用される代表的な界面活性剤。
・化成品原料 - PEG両末端の水酸基を変性し(アルキルエーテル化やアミノ化、カルボキシル化、グリシジルエーテル化およびエステル化など)、化成品の原料として使用される。
<その他>
・ 蓄熱剤 - 融解熱が大きいので、蓄熱剤として好適。

      

機能(はたらき)

  • ・湿潤・浸透機能
  • ・分散機能
  • ・潤滑・平滑機能
  • ・可塑・柔軟化機能
  • ・粘度調整機能
  • ・接着・粘着機能
  • ・帯電防止機能
  • ・保冷・蓄熱機能
  • ・合成・重合・成形原料機能
  • ・可溶化機能
  • ・その他機能

用途

  • ・化粧品(ヘアケア・スキンケア関連)
  • ・洗剤・ソフナー
  • ・医薬・医薬外品・医療用具
  • ・農業・園芸
  • ・繊維
  • ・合成樹脂・ゴム
  • ・その他
      

組成

ポリオール系 ポリエチレングリコール

物性等

スクロールできます
主成分 ポリエチレングリコール 外観 白色フレーク状
(20±5℃)
pH(測定濃度) 6.5
(5質量%水希釈液)
荷姿 袋入 20kg
ドラム入 200kg
消防法 非危険物 融点(℃) 61
水酸基価 13(無水酢酸/ピリジン法) 数平均分子量 8300(水酸基価から求めた値) 公定書 医薬部外品原料規格2006
公定書成分名 ポリエチレングリコール 6000 化粧品成分表示名称 PEG-150 医薬部外品成分表示名称 ポリエチレングリコール6000
INCI名 PEG-150 INCI名(中文名称) 聚乙二醇-150 中国輸出可否
IECIC2015登録

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