ユーメックス 110TS
概要
酸変性低分子量ポリプロピレン樹脂。樹脂改質剤
特長
・溶融粘度が低く、ポリオレフィン樹脂に添加すると、ポリオレフィン樹脂への顔料・フィラー、木粉の分散性やポリオレフィン樹脂と他の材料との密着性を向上させ、各種樹脂の成形加工性の向上に優れた効果を発揮する。
・姉妹品である高変性度のユーメックス1001やユーメックス1010に比べて、溶融粘度が低いことから、特にホットメルト接着剤やアスファルトの耐熱性の向上剤として好適。
・軟化点が高く、また、酸変性タイプであるため、ホットメルト接着剤やアスファルトなどの軟化点向上剤および接着性向上剤として優れた効果を発揮する。
機能(はたらき)
- ・分散機能
- ・接着・粘着機能
用途
- ・塗料
- ・印刷・インキ
- ・合成樹脂・ゴム
- ・土木・建築
組成
オレフィン系/スチレン系またはナイロン系 ポリプロピレン系
物性等

主成分 | オレフィン系樹脂の無水マレイン酸化物 | 外観 | 淡黄色粉末状 | 粘度(mPa・s) | 135(160℃) |
軟化点(℃) | 145(JIS K 2531(環球法)) | 酸価 | 7(JIS K 0070) | 比重 | 0.89(JIS K 7112) |
誤使用に対する注意事項
・ユーメックス110TSは、低分子量の酸変性ポリプロピレン樹脂のため、過剰に添加しますと樹脂物性を低下させる場合があります。
・対象樹脂によっては相溶性が悪く透明性が損なわれることがあります。あらかじめ相溶性を確認し、問題のない範囲で使用してください。
その他注意事項
・雨、水などにぬれますと、容器(紙袋)が破損したり、本品の品質が劣化したりすることがあります。雨、水などにぬれないようにしてください。
本品を取り扱うにあたっては、本品および副資材(化学品)の「安全データシート」(SDS)を事前に必ずお読みください。
ホームページ上に掲載していないSDSについては、お手数ですが弊社担当営業までご連絡ください。