企業理念「企業を通じてよりよい社会を建設しよう」のもと、ありたい姿(Vision)として「全従業員が誇りをもち、働きがいを感じるグローバルでユニークな高収益企業に成長する」ことを定め、①すべてのステークホルダーのワクワク、②環境・社会的価値と経済価値をステークホルダーと共創、③従業員一人ひとりが価値の創出に貢献、の3つを大切にすること(Values)として掲げています。
Visionの実現のため、多様な一人ひとりの新しい発想を源泉に、当社グループと全ステークホルダーの『ちから』を掛け合わせ、スピード感ある挑戦を実行し続けることで化学の枠を超えてイノベーションを起こし、「環境・社会的価値と経済価値を共創」することで、その結果として「企業価値」を高めていきます。
このVisionに向けた変革を推進して行くために「全部署がプロフィットセンター」つまり「あらゆる立場の多様な従業員一人ひとりが主役」との考えのもと、従業員一人ひとりがワクワクできる会社を実現していくことが重要な企業活動と考え、人事理念を「多様性の尊重と協働」としました。すなわち一人ひとりが互いの個性を認め合い、個のつながりによる相乗効果で新たな価値を創造していくことを意味します。この理念のもと、「従業員が最も活躍できる環境をつくりだすこと」を人事ポリシーとして従業員の働きがいや誇りへつなげていきたいと考えています。具体的には能力をより活かせる等級制度、能力・役割に応じた報酬制度、公正で透明な評価制度を策定するとともに、マネジメント力強化や専門性の深化、リスキリングなど個々が求める学びを意識した人財育成を実施していきます。
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人事理念 | 多様性の尊重と協働 |
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人事ポリシー | 従業員が最も活躍できる環境をつくりだす |
人事理念、人的資本と経営方針のつながりイメージ

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当社グループの海外拠点や生産現場、コーポレート機能など、「あらゆる立場の多様な従業員一人ひとりが主役」との考えのもと、全員にスポットライトを当て、従業員一人ひとりが輝き、また達成感を味わえるような会社を目指していきます。その思想を表明するスローガンとして『全部署がプロフィットセンター』を策定しました。従業員一人ひとりがワクワクできる会社を実現していくことが、ありたい姿に向けた変革を支える重要な活動と考えています。
当社グループは全社一丸となって、持続可能なよりよい社会へ向けて多様な課題解決に積極的に取り組んでいきます。そのために常に新たな目標に向かってグローバルスタッフ(海外関係会社の現地採用従業員)を含めた従業員一人ひとりの働きがいを大切にしながら、全ステークホルダーと共に“ワクワクする未来”に向かって挑戦していきます。

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方針
当社グループでは従来から「“人”中心の経営」を掲げ、従業員一人ひとりが会社とともに成長し、働きがいや幸せを実現できる会社を目指し、誰もが自主的にチャレンジできる制度を整えてきました。今後は「“人”中心の経営」をさらに深化させ、全員にスポットライトをあて、ワクワクしながら変革を推進している状態を目指し、a.「全員が活躍する」、b.「リーダー(後継者)が自然に育つ環境を整える」を人財育成方針として取り組みます。
マネジメント体制

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チャレンジスピリットを育むための仕組み
従業員が自己の能力を伸ばし、またチャレンジスピリットを育むための人事・教育システムを設けています。
OJT(On the Job Training)を中心に、OFF-JT(Off the Job Training)やオンライン英会話などの自己啓発支援、経営トップと従業員の対話の場である道場などのスキルアップ・キャリア開発の教育やグローバル人財育成教育のほか、独自のチャレンジ制度を設けています。
目標
a. 全員が活躍する
「強い個(一人ひとりが主役)」で構成される「強い組織(One Team)」が、「あらたな価値を生み出す」と考え、それぞれの施策を進めます。
強い個
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施策 | 内容 | 目標 | 達成時期 (年度) |
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項目 | 現状 | 目標値/ ありたい姿 |
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全員が活躍 | 全社員がコースの区別なく活躍できる環境を提供するため、等級制度を現在の総合職、専任職からアソシエイト職に一本化しました。 | コース制度構築 | 総合職/専任職の区別あり (2023年3月現在) |
コース一本化 | 2023 |
主体的に挑戦、主体的に学ぶ |
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チャレンジ精神の醸成 | 主体的な人と受動的な人が混在 | チャレンジ精神をもち成長意欲の高い人財であふれている状態 | 2027 |
強い組織
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施策 | 内容 | 目標 | 達成時期 (年度) |
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項目 | 現状 | 目標値/ ありたい姿 |
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組織評価 | 組織のパフォーマンスを最大化することを目的に、組織を評価する仕組みを導入します。各組織がありたい姿(ワクワクする姿)に向け、組織目標を立て、その組織目標に組織の全員がアクションしている状態をつくりあげていきます。 | 組織目標の達成率 | - | 80%以上 | 2025 |
b. 「リーダー(後継者)が自然に育つ環境を整える」
経営を担う、あるいは主要な事業、機能のキーポジションの候補が自然に育っている環境が理想と考えています。そのような環境をつくることを目指して、まず計画的にリーダーを育てる施策を行い、リーダーに成長していくキャリアをみて、リーダーを目指したいと自ら思い、実践する従業員が増える環境をつくっていきます。
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施策 | 内容 | 目標 | 達成時期 (年度) |
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項目 | 現状 | 目標値/ ありたい姿 |
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計画的なリーダー育成 | 人財育成開発会議を定期的に開催し、次期リーダー候補の選定と育成計画を議論することで不足している人財要件の可視化を行います。リーダー候補者に対して選抜研修を実施し、経営者視点で会社を見ることができ、かつ戦略を立案するスキルの習得を図ります。不足している人財要件を埋めるため、ローテーションを実施します。若いうちにキャリアプランを描き、リーダーになるために挑戦したい人を発掘するためにキャリア研修を実施します。 | リーダー候補者数 | リーダー候補が不明確な状態 | 各ポジションのリーダー候補が充足している 状態 | 2027 |
社内環境整備
当社グループでは、すべての従業員が自分らしさを大切にしながら、健康で、安心して働きやすい企業を目指して、働き方改革や、人財の多様化と、すべての人権や多様な価値観を尊重して受け入れ活躍できる職場環境の実現に向けた取り組みを進めます。
教育訓練体系と実績
職能資格ごとに求められるスキル・知識やそのための研修プログラムを「スキル・研修マップ」にまとめ、これらを習得するための教育制度を整えています。オンライン語学(英語、中国語)研修制度やe-ラーニングを取り入れ、自己啓発や個人の能力開発に役立てています。
職級に応じた教育体系
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職級 | ① スキルアップ・キャリア開発 | ② グローバル人財育成 | ||
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階層別教育 | 選抜教育 | 教育プログラム | ||
管理職 | 昇格研修 近未来道場 |
幹部候補研修 |
新テクニカルスクール 法律講座 研修プログラム オープンセミナー JET オンライン英会話、中国語 |
海外留学 海外実務研修 語学研修 海外駐在員育成プログラム 海外グループ従業員教育 |
主任職 | 昇格研修 未来道場 |
洋上研修 | ||
副主任職以下 | 昇格研修 未来道場 |
指導員研修 |
①スキルアップ・キャリア開発
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法律講座 |
化審法など重要な法律の内容解説、e-ラーニングによるインサイダー取引規制講習 輸出貿易管理令の講習会(営業対象)等 |
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研究員の学びの場 |
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道場 | 経営トップと従業員の懇談の場として各種道場を開催。2022年度12道場開催。 |
JET (Job Exchange Training) |
異部門の2人が約1カ月間、互いの職場を交換して異業務を体験する研修。個人能力の多様化が目的。 |
②グローバル人財育成
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海外留学 | 海外の大学でのMOT(Management of Technology)や MBA(Master of Business Administration)取得が目的。2022年度1人留学。 |
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海外実務研修 | 語学習得と海外の関係会社でビジネスの現場を体験。2022年度はCOVID-19のため実施せず。 |
海外駐在員育成プログラム | 新規海外赴任者を対象とした教育。2022年度1人実施。 |
表彰制度
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社長賞 | 経営トップが、その時点でかくあってほしいと思う事象・人物を表彰。自主的チャレンジを高く評価。2022年度33件実施。 |
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本部長等奨励賞 | 業務を通じて、自主的なチャレンジ・革新等の行動の芽(実施スタート等)が出たと本部長等が認めた場合に奨励。2022年度522件実施。 |
INVENTOR OF THE YEAR | 特許褒賞とは別に、当該年度の発明特許の中で最も優れた特許を表彰。 |
労働組合主催の人財育成講演会
当社では、管理職を除く全従業員が労働組合に加入するユニオンショップ制を採っており、労使の対話と協調を重視した関係づくりに取り組んでいます。労働組合の活動として、「会社の財産である“人”の育成」を目指し、有識者・著名人を 招いての人財育成講演会を企画し、組合員だけでなく管理職、役員も参加しています。2022年度は、COVID-19感染拡大防止に配慮したオンラインでの LIVE配信(第22回)と、LIVE配信に現地参加を組み合わせたハイブリッド形式(第23回)にて、以下の講演会を開催しました。いずれも100人を超えるWeb参加に加え、第23回では約20人の現地参加がありました。
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第22回『社員と企業の成長に繋げる
-異文化コミュニケーションの組織デザイン-』
講師:ジェフ バーグランド 氏
[京都外国語大学教授、京都国際観光大使]

ジェフ バーグランド 氏
(京都外国語大学教授、京都国際観光大使)
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第23回『ラグビー日本代表を変えた「心の鍛え方」
~組織を活性化するリーダーシップ~』
講師:荒木 香織 氏
[順天堂大学客員教授、株式会社CORAZONチーフコンサルタント]
荒木 香織 氏
(順天堂大学客員教授、
(株)CORAZON チーフコンサルタント)