当社グループでは、従業員全員が働きがいを持っていきいきと働くことができる職場環境づくりを経営重点事項と位置づけ、働き方改革やダイバーシティ&インクルージョンの推進など、さまざまな意識改革、制度改革への取り組みを推進しています。さらに、従業員の健康維持増進を個々の管理に任せるのではなく、会社が積極的に関与することが経営における重要課題であると捉え、2018年より「健康経営」を推進しています。
健康経営宣言
従業員の心身の健康は、会社の一番の財産です。
三洋化成グループは、健康づくりの取り組みを積極的に支援し、心豊かな会社生活の実現を図るとともに、従業員の多様性を尊重し、一人ひとりが自主性と創造性を発揮することで自己実現を果たし、企業の発展を通じて社会に貢献していきます。
代表取締役社長 安藤孝夫
組織体制
これまで健康相談室と健康保険組合を中心に健康増進活動を進めてきました。2020年度からは、新たに経営トップや担当役員が関与する健康推進会議を開催するとともに、各事業所の従業員をメンバーとした健康推進チームを新設し、従業員への健康経営の周知・浸透、健康増進への取り組みを進めていきます。
労使健保の三位一体の取り組み
健康相談室
京都本社・名古屋工場・東京支社の健康相談室に産業保健スタッフ(保健師・看護師)が常駐し、従業員のこころとからだの健康相談に対応しています。他の事業所へは定期的に産業保健スタッフが出張し、すべての従業員が利用できるよう体制を整えています。
健康保険組合
健康保険組合では、人間ドックや生活習慣病検診、がん検診、フイットネスクラブ利用補助など、加入者の疾病予防や健康増進を目的とした保健事業を行っています。
労働組合
労働組合は各事業所に配置されている健康推進チームの活動を全面的にバックアップしていきます。 この取り組みがより充実したものとなるように尽力することで、従業員が幸せに働ける環境づくりのサポートをします。
取り組み事例
健康推進チームの取り組み
健康推進会議でテーマアップした運動、食事、睡眠、喫煙、飲酒の5項目について、各事業所の健康推進チームで各職場に合う取り組みをスタートさせました。
健康情報管理システム(HSS:ヘルスサポートシステム)
インターネットを活用した効率的な健康管理を支援するシステム(HSS)を2019年度に導入しました。健康診断のデータやストレスチェックの見える化とデータの一元管理で、従業員の健康支援に役立てています。
健康通信
社内イントラネットで健康推進活動の情報や健康増進に関する情報を全従業員へ提供し、意識啓発を促進しています。
特定保健指導実施率向上の施策
従業員への特定保健指導は、外部機関に加え、2019年度からは産業保健スタッフ(健康相談室)がフォローを行う等、指導実施率向上に向けた取り組みを行っています。
新型コロナウイルス感染症対策(2020年2月18日~)
2020年2月18日に新型コロナウイルス対策本部を立ち上げました。刻々と変わる情勢の中、「1人ひとりが感染予防策をしっかり実施して、感染拡大を防ぐとともに事業継続に向けて備える」の考えのもと、従業員に対応の周知・指示を徹底しました。

Web会議

昼休み時間に時差を設け、椅子の間隔をあけ3密を回避するとともに、アクリル板を設置(本社社員食堂)
適時、イントラネットを通じ以下を指示しました。
・感染が疑われる場合の対処
・各人の衛生・健康管理の徹底
・接触頻度低減の徹底─3密(密閉、密集、密接)の防止
・全国小中高校等の臨時休校に関わる対応
5月26日の国の緊急事態宣言解除後は以下を指示しています。
・業務に支障のない範囲で在宅勤務を継続
・Web会議等を活用した効率的な会議運営
・不急の出張は控え、どうしても必要な場合は感染防止対策を徹底
・大人数での懇親会は自粛継続、少人数で開催する場合は3密の防止を徹底
・これまで講じた感染予防策は継続
社外評価:健康経営優良法人に認定
経済産業省と日本健康会議が共同で選定する「健康経営優良法人」に2019年、2020年連続で認定されました。
● 関連記事
・2020年3月31日:2 年連続、健康経営優良法人2020 に認定